聖火最終走者のデリマさんとは誰なのか
リオ五輪が始まりました。
聖火リレーの最終走者はデリマさんと聞き、いったい誰のことか分かりませんでしたので調べました。
どうやらマラソン選手でアテネオリンピックの時に妨害された人のようですね。
1位で走っていたところ、妨害され、直後にペースを乱してしまい3位でのゴールしました。
しかし、デリマさんは妨害した人を非難するコメントを一切しなかったことでブラジルでは英雄になっています。
この事件を今思い返してみると、デリマさんが不運だったのはもちろんですが、1位と2位の人も被害者ですよね。
妨害があったからデリマさんに勝つことができたというように見る人もいると考えられるからです。
妨害がなければ勝てなかったかもしれないですし、なくとも勝てたかもしれません。
しかし、実際には妨害が起こり、勝ちました。
なぜ勝てたかは永遠にわかりません。
永遠にもやもやしてしまうのではないでしょうか。
賢明な努力を発揮できる最高の場面で、発揮できないのは悲しいですね。
ロシアの選手も同様でドーピングに関与していないのに参加できなかった選手の悔しさは筆舌に尽くしがたいものになるはずですし、ロシアに有力選手がいた競技の他国選手も被害者です。
例えば女子の棒高跳びには世界記録保持者のイシンバエワ選手が出場しません。
今回女子棒高跳びでメダルを獲得した人たちもイシンバエワ選手のインスタの発言にあった「偽の金メダル」として見る人もいるでしょう。
才能を持ち、努力もした最高の選手の最高のパフォーマンスを見たいですね。