【本】ココロオドル仕事の見つける方法
『ココロオドル仕事を見つける方法』という本を読みました。
作者は仲暁子さん。
Facebookを活用したソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」を開発したウォンテッドの設立された方です。
タイトルの通りの内容になっていますが、主張はシンプル。
「とにかくやってみる」
これに尽きます。
印象に残ったところを引用していきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目の前の選択肢を、考える前に全部やってみる。
そうすれば、どれが一番うまくいくか、瞬時にわかります。
人間は、体験したことのないものや、接したことのないものは、そもそも選択肢として選べない。
目の前のことに、ひたすら真剣に、愚直に向き合う。
そうやっていれば、振り返ったときに、過去の自分が想像できたところよりも、はるか先まで来ていることに、気づいたりします。
目の前の選択肢をただひたすらにこなしていく。それさえできれば、誤解を恐れずにいえば、あとは確率論です。
くり返しになりますが、必要なのは"ちょっとやってみる"こと。…
今の仕事をやめなくてもいい。やりたいことをリストアップして、週末にやってみるだけでいい。
ココロオドル仕事を見つけるために大切なことは、ふたつ。…
目の前のことを手当たり次第にやっていく。…
自分の弱みを克服しようとせず、それが自分なのだと受け止め、逆に、人と違うことを誇りに思うことです。
今気になること、今できることに片っ端から手を出してみて、そこでベストを尽くせばいい。
そこで残ったもの、人から求められて、もっとやりたいと思えるものが、ココロオドル仕事、つまりあなたの天職です。
思いきって会社をやめることができたのは、途中で「もういいや、人にどう思われたって関係ない」と開き直ることができたからでした。
「これは自分には向いていない」と思えたら、それはあなたの人生が定まっていっている証拠なのです。
ココロオドル仕事は、頭で考えても絶対に見つからない
最初に何をすればいいのかすらわからない、どこに進めばいいのかもわからなくて苦しい……という人がいたら、いつもとは違う場所に行ったり、いつもと違うことをやったりしてみることをおすすめします。
「成功者とは、バットを振る回数がとても多い人たちなのだ」
失敗するのが普通、うまくいかなくて当たり前。そう思っているだけで、やってみることは怖くなくなるのです。
私は「会社をやめてやりたいことをやれば、絶対に楽しいし、やめたらすぐに人生が充実する」と言っているわけではありません。
自分のやりたいことを信じて突き進んだとしても、多くの人は、そのことが「やりたいと思っていたけど、じつはここまでしてやりたいことじゃなかった」と気づいたり、まったくうまくいかなくて打ちのめされたり、お金がなくなって不安になったりします。
でも、それでいい。
そこから学んで、そこでもがいて、這いつくばって進んでいった、その先に見える景色が”すごい”から。
アクションプランを書き出したあとに、一番やってはいけないこと。
それは「これは、やるべきか?やる意味があるか?」と問いかけて、止まってしまうことです。
大切なのは、とにかく「参加ボタン」押すところまで、いっきにやってしまうこと。そうすれば、自分の外で物事が動き出します。
「なにかをはじめても、続かないんじゃないか、三日坊主に終わってしまうんじゃないか、なんて余計な心配はしなくていい。気まぐれでも、何でもかまわない。ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、自分のやりたいことに手を出してみるといい。それでもしだめならーつまり続かなかったら続かなかったでいいんだ。いいと思うべきだ」
向いているかどうかは、やる前にわかるのではなく、やってみたらわかる。
最速で結果を出したい、短期間で力をつけたい。そんなふうに悩んだときには、ぜひ「みんなと違う場所に行ってみる」といいと思います。
ただひとつ、私から言えることは、「とにかくやってみさえすれば、自然淘汰が決めてくれる」と考えることで、今も少しだけ、ラクに生きていけるのではないか、ということです。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)
- 作者: 岡本太郎
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1993/08/01
- メディア: 文庫
- 購入: 58人 クリック: 968回
- この商品を含むブログ (251件) を見る